いきなりですが、あなたは初対面の異性と楽しい会話を続けられる自信がありますか?
そう聞かれて「超自信ある!」とすぐに答えられる人はなかなかいないのが現実。
リア充になってモテるためには初対面の相手といかに楽しく会話をするか、つまり雑談力が非常に重要です。
会話力がないとたとえどんなにイケメンでも長続きしません。
とはいえどうやって鍛えればいいのかわからない。
そんな人のために本記事では会話力が身につくおすすめの本3冊を紹介します。
- 超雑談力
- 人は話し方が9割
- 雑談の1流2流3流
超雑談力
「あさイチ」や「スッキリ」などのテレビ番組や雑誌へのメディア出演実績のある五百田達成(いおた たつなり)さんが執筆した書籍です。
あなたは今まで「雑談」をなんとなくやっていませんでしたか?
営業職の人に「トーク力」が必要とされているように、雑談にも「雑談力」というスキルが必要だと提言しているのが本書の特徴の1つです。
- 初対面の人とコミュニケーションをとるのが苦手
- 会話が途切れた時に何を話せばいいかわからず沈黙してしまう
そんな経験ありませんか?本書によると、実はそれはあなたがコミュニケーションが苦手だからではなく、雑談のテクニックが身についてないだけなんです。
社交的な性格を身につけなくても、雑談のテクニックを身に着ければどんな人とでも楽に雑談ができるようになります。

僕はこれまで人と話すこと自体にあまり抵抗を感じない人でしたが、実は「雑談力」が全然なかったことに衝撃を受けました。
ネット上で公開されている口コミの一部を紹介します。
1on1などで部下と話をする機会も多く、聴く姿勢や話の続け方など大変参考になりました。 (40代男性)
会社での異動を機に読みました。初めて人と話すことが楽しみになりました! (30代男性)
夫婦関係に終止符を打つことを考えていましたが、もう少し努力してみようかな?という気持ちにさせてくれました。 (30代女性)
・超雑談力の「7つのルール」
雑談での話し方や切り上げ方に特にルールはないというのがこれまでの常識でした。
映画好きなら最近見た映画の話をするでしょうし、サーフィンが好きなら次にどこの海に行きたいかの話をするかもしれません。
しかし話すネタがあっても、肝心な話し方や相手の話を聴くのとどれぐらいの割合で進めればいいかなど、ルールがない分悩んでしまうのが当たり前でした。
本書ではルールのなかった雑談に上記のような7つのルールを設けています。
- とにかく会話のラリーを続ける
- 気持ちをやり取りする
- エピソードや経験談を話す
- とことん肯定して共感する
- 大きくリアクションする
- 会話が途切れたら「身近な話題」に戻す
- ほどよいところで切り上げる
このルールをもっと簡単にまとめると次のようなイメージです。
・あなたが話し手のとき
「あなた自身が最近経験したことで、感情が何かしら動かされた事柄」について話しましょう
・あなたが聞き手のとき
リアクションは大きく、相手の話には共感・肯定しましょう
雑談力のない人にありがちなのが、会話のきっかけとして「今日は久しぶりに晴れましたね」「最近どうですか?」などあんまり興味のない事柄で話し始めてしまうこと。
そうじゃなくて、自分の経験した事を話題にした方が話が広がりやすいよ!ということなんだと思います。



天気の話、マジどうでもいいですよね。よくやっちゃうけど。
「超雑談力」を読んだ感想
会話に自信のある人でも、意外と「雑談力がない」ことに気づかされる人は多いのではと感じました。
雑談というとつい退屈な話になってはいけないと何か面白い話題を探してしまう癖があったのですが、面白い話ばかりが雑談ではないと気付かされましたね。
それこそ渾身のネタがあった時ほど、自分の話に夢中になってしまい相手の話を聞くくことがあまりできていなかったと反省するきっかけも与えてくれました。
仕事で人と話す機会は多いけれど自信が持てないという人にもすごくおススメできる1冊です。
(リンク)
人は話し方が9割
2022年上半期の書籍売り上げランキング第1位を獲得したのが「人は話し方が9割」です。
「中田敦彦のYouTube大学」や「王様のブランチ」など多数のメディアで紹介され話題に。
- うまく話せず失敗した経験がある
- 初対面で何を話せばいいのかわからない
- 思っていることを正直に言えない
こんな悩みを抱えている方におすすめしたい1冊。実はスムーズな会話をするのに特別なスキルは必要なく、ちょっとしたコツがあれば誰でもできるようになるという著者のアドバイスが詰まっています。
プライベートだけでなく仕事でも応用できるテクニックがたくさん記載されてあります。
ネット上で公開されている口コミの一部を紹介します。
イラストが入っていて飽きないし、とっても読みやすかったです。勉強になりました。 11歳小学生
言葉を発する前にまず聞くことが大事、その大切さを教わりました。 40代男性
80歳を超えた自分が言葉について考えたいと購入。本の終わりの「相手が幸せでありますように」という話し方の究極のスキル。納得です! 82歳 主婦
話す力はスキルよりメンタル
会話術の1つとして「営業トーク」という言葉があるように、相手を惹きつける会話をする力には特別なスキルが必要だと考えている人は多いかもしれません。
実際に会話の実践テクニックを掲載している書籍も数多くあります。しかし本書で訴えているのは重要なのは「スキル」ではなく「メンタル」だということです。
本書ではまず自己肯定感を高めようということをアドバイスしています。
フランクにコミュニケーションを取るのが上手な欧米人に比べて日本人のコミュニケーションが下手だと言われるのは、実は自己肯定感の高さに起因しているそうです。
先進7か国の高校生を対象に自己肯定感の高さを調査した結果によると、日本人は最下位だったそうです。自己肯定感が低いから自分に自信がなく、堂々と物事を伝える勇気が出にくいのだそう。


そういう意味でスキルよりもまずはメンタル面を鍛えることが大切だと主張しており、納得させられます。
どうやればそのメンタルを簡単に鍛えられるか?についてもしっかりアドバイスがあるので安心してくださいね。
「人は話し方が9割」読んだ感想
僕自身あまりメンタルの強い方ではなく、「何を伝えたいのかわからない」など相手に言われた事をずっと引きずってしまった経験があるのですが、本書を読み必要以上に重く受け止める必要はないと気持ちがすっと楽になりました。
仕事においても「まずは結論だけ端的に話して」と言われた経験から必要な事だけまとめて話すようにしていたら、「詳細がわからないからもっと詳しく話して」と言われた事があります。
この相反する2つのアドバイスを受けた経験から、何が正解なのかすっかり分からなくなってしまったことも。
自己肯定感を高める簡単な話し方のコツとして「相手の話を全て肯定し、否定のない空間を作ろう」というものがありました。
自分が相手を否定しなければ相手も自分を否定しない。そうすることで「相互全肯定」の状態を作る。その体験を繰り返すことで自己否定感が薄れ、自己肯定感が高まっていくのだそうです。
相手が自分の違う考えのことを話していたらつい「いやそれは違うよ~」と否定しそうになりますが、ぐっとこらえて「そういう考えもあるね」「僕ならこう考える」とまずは相手を肯定する話し方にトライしてみようと思いました!
雑談の1流2流3流
あなたと話しているととても楽しい!
そんな風に周囲の人から思われたいと考えているあなたにおすすめしたいのがこの書籍です。
中田敦彦のYouTube大学でも絶賛され、人間の心理に基づいたパターンから雑談の一流テクニックを身に着けられるのが本書の特徴です。



あっちゃん推し多いですよね 笑
個人的にすごくYouTube大学すきなんです
著者の桐生稔さんはもともと営業職をやっていたそうですが、営業成績が悪く左遷させられた経験もあるとか。そんな著者が「雑談力」を徹底して磨いた結果、営業成績1位をとれるまでになり、今ではコミュニケーションのプロとして講演までを依頼されるほどに。
そんな著者が身に着けた仕事や人間関係が良くなる「一流の雑談力」をあなたも身に着けてみませんか?
まずは基本を知ろう「雑談の5ステップ」
ただ会話をするだけのように思える雑談は、5つのステップに分けられます。
- はじめる
- 広げる
- 聞く
- 盛り上げる
- 好印象を残す



考えたこともなかったけど、いわれてみたらこのステップには納得
①~⑤までの各ステップにおける1流・2流・3流のそれぞれのやっていることを解説しており、自分のやりかたがどのレベルにあてはまっているのかを考えさせられます。
話の広げ方:3流は見つからないと諦める
本書の最大の特徴は実際の雑談で起こりうるシチュエーションにおける、1流から3流までの話し方や思考を詳細に説明している点です。
ここではその実例を1つ紹介します。
初対面の人と会話をする時、あなたはどんな話題で切り出しますか?
- 出身はどちらですか?
- 趣味は何ですか?
- 休みの日は何をしていますか?
こんな質問が一般的ではないでしょうか?
これらの質問の答えから相手の好みや行動を知り、「何か話題を広げられる共通点はないかな」と探した経験はみなさんにもあると思います。
例えばあなたが釣り好きで、相手も釣りが趣味だというのであれば話は広げやすくなります。人間だれしも自分の好きな事の方が話しやすいしネタもたくさんありますからね。
しかしこれでは一流にはなれません。共通点は1度見つかればお互いの距離感をぐっと縮める良い材料になりますが、むしろ相手と共通点がない事の方が可能性が高いからです。
一流は相手との共通点ではなく「相違点」を探します。
相手が自分と違う趣味を持っていたらそれをどんどん深堀して聞いていくわけですね。
僕はアニメが好きでよくワンピースを見るんです!〇〇さんもアニメはよくご覧になりますか?
アニメはあんまり見ないけど、映画はよく見ますよ。
えー!そうなんですか!あまり映画を見ないんですけど、いま面白い映画ありますか?
いまだとアクション映画の〇〇が面白いですよ
こんなふうに相手との相違点を見つけたら、その話題について
- いま旬のもの
- その物事にハマった理由
- その人のおススメ
など興味をもって質問をすることで、共通点がなくても相手との相違点が話題を広げる武器になるわけですね。
ちなみに2流と3流の話し方は次の通り
あなたは1流、2流、3流のどれに当てはまったでしょうか?3流だった人も本書を読んで1流の話し方を実践すればすぐに雑談力は向上していくでしょう。
本書にはこのような一流の雑談テクニックがぎゅっと凝縮されていますよ。
読んだ感想
1流の雑談テクニックと聞くと少し胡散臭いような、マネするのが恥ずかしいような技を思い浮かべてしまいますが、本書で紹介されている1流のどの技も普通の人がマネできるものばかりだと感じました。
前の項で説明した初対面の人との話題を広げる方法も共通点ではなく相違点を探すことが1流のやり方でしたが、難しいテクニックを覚える必要はなし。
その後の質問で何を聞くかはあなた次第である為、会話が苦手な人ほどある程度経験は積んでいく必要があります。しかし話題が見つかりさえすれば何かしら質問はできますし、こればっかりは慣れる他ありません。
僕も初対面の人と会話を広げるのは苦手に感じていた方ですが、本書のこのようなテクニックを実践し始めてからは少しづつ会話のラリーを続けられるようになり、以前のような苦手意識がなくなっていることを実感しています。
まとめ
本記事で紹介した3冊はどれも僕自身が実際に読んでみて、良い!タメになる!と思えた書籍ばかりです。
人とのコミュニケーションに悩みがある人こそぜひ読んでみて下さいね。
一部の本はAmazonのプライム会員やkindleの会員になることでタダ同然で読めるものもあります。まずはAmazonで探してみることを強くおススメします。
現在Amazonとのリンク設定がうまくいかず、楽天のみの表示となっています。
リンク機能が修正でき次第、記事も併せて修正予定です。