世間ではリア充とオタクは正反対の存在だと思われています。
- 友達や彼氏・彼女と外で楽しく遊ぶのがリア充。
- 家でアニメやゲームに没頭し、引きこもりがちなのがオタク。
漠然とそんなイメージがありませんか?
本記事では両者の違いを改めて明確に解説します。
また自分のことをオタクだと思う人に恋人ができたときに
カップルとしてうまく両立させるにはどうすればいいの?
と悩みを抱える人が多いので、解決策も提案しています。
リア充とオタクの定義

そもそもリア充とオタクの定義にはどのような意味があるのでしょうか?
リア充の定義
リアル(現実)の生活が充実している人。単に恋人がいる人をリア充と呼ぶことも多い。
オタクの定義
代表的なものとしてアニメや漫画、ゲームなどの文化・対象に対し他の人よりも熱中していて深い造詣を持っている人。
リア充は特定の趣味や物事に限らず充実した生活をおくっている人なのに対し、オタクは特定の趣味に対しての愛情が深い特徴があります。
一般的にオタクと呼ばれる人には恋人がいないイメージがあります。
両者の違い

単純に言葉の定義から考えると1番の違いは「恋人がいるかどうか」にあるように思えます。
例えば元々アニメが超大好きで友達からオタクだと呼ばれるような人でも、恋人ができればリア充だということになるでしょう。
ただ恋人の有無をオタクとリア充の違いとするには少し無理があります。
リア充とオタクに関わる出来事としてこんなことがありました。
6年前の2015年には日本テレビのテレビ番組「ZIP!」で、アニメやゲームなどへの強い関心を持つリア充「リア充オタク」が増加しているという特集が放送されました。
従来はいわゆるオタク的文化に興味を示さなかったリア充が、インターネットの普及により手軽にアニメを見たりゲームをできるようになり、オタク的趣味を持つようになっていった…という背景があるようです。
ただこの企画には当時のオタク達も難色を示し、
というように「リア充とオタクは対立しているわけではない」「リア充オタクが趣味に使う金額が少なすぎる」と異論が数多くでていました。
むしろオタクな人たちは好きなグッズを買ったりイベントに参加したりすることで、相当な金額を趣味に使っていますがそれで人生を楽しんでいるわけです。
中には「リアルが充実しているんだからリア充だよ」という意見もありました。

私はこの意見は的を得ていると思います。
好きなモノや趣味がアニメやゲームなどの娯楽なだけで、私生活を楽しんで充実させている点についてはリア充にもオタクにも違いはありません。
むしろオタクの方が好きな作品やグッズにお金を使うことで、そこらへんのリア充より趣味を充実させているのではないでしょうか?
ということで以上の見解をまとめると
リア充とオタクの違いは明確に定義できない
ということになります。そもそもリア充とオタクは対義語ではありません。
アニメやゲームなどの特定のジャンルに限らず、趣味や好きなことだけでなく仕事でも何でも人生を充実させていればその人はリア充。対してオタクは「自身が好む特定のジャンル」に対して情熱を注いでいる人なのである意味立派なリア充でもあります。
「恋人がいるかどうか」という観点ではなく、「好きなことで充実しているか」という広い視野で見ると、両者にそこまでの違いはないのではないでしょうか。
恋人ができたら悩む人は多い


それでも一般的にはオタク的趣味を持っていると、恋人ができたときにひかれないか心配している人は数多く存在します。
そんな悩みに対する私の回答は



心配する必要は全くない!むしろその趣味を理解してくれる人と付き合うべき!
です。
あなたが好きなその趣味は、恋人ができるなら止めてもいいと思えるほどのものですか?
きっとそうではないですよね。
仕事や学校以外の時間をフルに使ってでも楽しみたいぐらい好きな趣味なはず。
そもそも好きな趣味を理解してもらえない相手と付き合っても、きっとあなたが疲れてしまい長続きしない可能性が高いです。
もしも趣味のことを話してみて「反応が良くない」もしくは「少しひかれてしまった」場合は「その人とは価値観が合わなかっただけ」と考えるようにしましょう。
恋人を探すのではなく趣味への価値観が合う人を探すというように考えて、恋人を作ることへのハードルを下げると気持ちが楽になりますよ。
彼氏・彼女との生活を両立させる方法


恋人ができると休日はデートに行ったり家で映画やテレビを見たりと、オタ活に充てる時間が減ってしまうと悩む人も多いのではないでしょうか?
確かにそれは事実なんですが、恋人と一緒に過ごす時間も楽しいはずです。
ただ恋人と一緒にいても「もっと趣味の時間を充実させたい」と思うのであれば、正直に相手に伝えるのが手っ取り早いです。
カップルとして恋人との生活を両立させるには、デートももちろん楽しむけど「お互い別々で趣味の時間を取りたい」ことを相手に理解してもらうほかないでしょう。
我慢したまま付き合っていても、趣味に充てる時間が減っていることに不満を抱き後々別れてしまうリスクがあります。
自分がやりたいと思っていることは素直に相手に伝えた方が良いです。



「2人の時間も楽しい」ことを強調しつつ、「たまに趣味を楽しむ1人の時間も取りたい」と伝えれば、きっと分かってくれると思いますよ。
まとめ
リア充とオタクには明確な違いがないと結論を出しました。
言葉の定義に対して強いて違いを挙げるなら
好きな物への愛がとことん深いかどうか
という点でしょう。
両者とも自分自身の好きなことで人生を充実させているという点では共通しています。
恋人ができたときにカップルとして両立させるためには
- オタク的趣味を理解してくれる相手を見つける
- 趣味の時間はきちんと別で取りたいことを伝える
ことが大切です。
あなた自身が人生楽しく過ごせていれば、「リア充」や「オタク」といった呼び方は大して気にしなくて大丈夫です。周りを気にせず人生楽しみましょう!