世の中の人々は2種類に分けることができます。その2種類とは「リア充な人」と「リア充じゃない人」。
彼氏や彼女と一緒にデートを楽しんだり旅行に行って美味しいご飯を食べたりしている人もいれば、長い間恋人ができず(人によっては”ずっと”かも)1人の時間ばかり過ごしている人もいます。
では世の中の人々のリア充な人とそうでない人の割合はどれくらいの比率なのでしょうか?
筆者も以前から気になっていて色々なブログや記事を読んだんですが、グッとくる説得力のある記事が見つかりませんでした。
そこで信頼できる機関が実施している恋愛関連のアンケートや調査を基に、各年代のリア充率を算出しました。
つまり様々な調査内容から年代ごとの「恋人がいる人」の割合を算出し、その結果から恋人がいる人の割合が最も高い年代を最もリア充な年代と位置づけます。
本記事で参考にした調査は下記の通りです。
- 恋愛結婚調査2021
- 出生動向基本調査
- 日本の恋愛・結婚に関する全国意識調査(2019)
それぞれの調査ごとにリア充率はまとめています。記事の最後にはすべての調査結果を基に、最もリア充の高い年代はどこなのか発表します。では早速みていきましょう!
リクルートが主宰する「恋愛・結婚調査2021」
株式会社リクルートが1年に1回実施している「恋愛・結婚調査2021」は、恋人の有無や恋愛経験などの項目についてインターネット上で実施しているアンケートです。
調査時期は2021年9月末ごろなので最新版の調査ですね。
回答者は20歳~49歳の未婚男女2400人と比較的人数も多いため信頼できるといえます。
ネット上のアンケートでは回答者数や年代の不明な素性のよく分からないものもあるため、そういった類のものは本記事では扱っていません。

アンケート結果を見ると「恋人がいる」と答えた人の割合は33.4%になり、約3割の人がリア充であることがわかりました。
さらに「いままで恋人ができたことがない」と答えた人が28.6%もいることから、生まれてからずっと非リア充な人も3割にのぼるようです。
あなたが普段遊ぶ友達を3人集めれば、「1人はリア充、もう1人は非リア充(現在恋人なし)、最後の1人は非リア充(恋愛経験なし)」になるということですね。
世の中的なリア充率を知る前にあなた自身の身の回りのリア充率から予想してみましょう。
・1割にも満たないはず
・半分ぐらいの割合でリア充じゃないか
色々な考えがあると思います。筆者の肌感的には上記の「3人に1人はリア充」というのは割と現実と合っているのではと感じます。
会社の同僚、大学時代の友達、趣味活動の友達などグループによって彼女持ちの割合はことなりますが、平均すると3人に1人は彼女持ちがいる感覚です。そのためこのアンケート結果は非常に信憑性が高いと考えられます。性別と年代ごとの恋人がいる人の割合は次のようになっています。
性別、年代別に分けて見ると最も恋人のいる割合の高いのは「20代女性」でした。
国の正式調査である「出生動向基本調査」
出生動向基本調査とは、厚生労働省がまとめている日本国内に住んでいる人々の結婚や子育ての状況を把握するために5年に1度実施している調査です。実質的に調査しているのは国立社会保障・人口問題研究所という一見難しそうな機関ですが、「国が然るべきところに依頼して実施している国としての正式調査」だと思ってもらえれば大丈夫です。
厚生労働省HPで解説されている調査内容は以下の通り。
出生動向基本調査は、わが国の結婚と夫婦出生力の動向ならびにその背景を定期的に調査・計量し、 関連諸施策ならびに人口動向把握等に必要な基礎データを得ることを目的とした調査で、独身者調査と 夫婦調査から構成されています。
厚生労働省 出生動向基本調査:調査の概要
初回は1976年と30年以上も前に実施されており、割と歴史の長い調査であることが分かります。
- 夫婦または独身の世帯がどれくらいの比率で存在しているか
- 子供に対する価値観や欲しいと思う人数
- 交際相手・結婚相手との出会いのきっかけ
などなど様々な観点の質問をベースにして結果がまとめられています。
表向きはもちろん真面目な調査なのに、恋人や結婚相手との出会い方なんかにも言及しているのが面白いポイントです。

本記事では2015年調査結果を調べました。実は最新の調査が2021年に実施されているんですが結果は未発表なんです。最新版の結果が公表されたら記事に反映します。
2015年度の調査対象の人数は男性2705人、女性2570人。前述の「恋愛・結婚調査2021」の回答者数2400人の約2倍のサンプル数となっている。すなわち結果の信頼度も上がるためよりリア充率を導き出しやすくなる。
リア充率が高かったのは「20代前半の女性」
調査結果を見ると性別、年代別に分けて見ると最も恋人のいる割合の高いのは「20〜24歳女性」でした。「恋愛・結婚調査2021」とは回答者の年代が20代、30代ではなく「20歳〜24歳」のように5歳刻みで設定されているところです。
男女ともに一番リア充率が高いのは20代。さらにその中でも「20〜24歳女性」が最もリア充率が高い年代であることが明らかになりました。
ちなみに
20代前半の男性なら 5人に1人は彼女がいる
20代前半に女性なら 3人に1人は彼氏がいる
ということになります。この割合をあなたの身の回りにいる人で想像してみて下さい。
だいたい近い割合で彼氏・彼女持ちがいませんか?筆者が普段関わる仲の良い人たちを見ると、年齢が20代後半と結婚ラッシュが始まる頃合いなこともあり彼女がいた人は大半が既に入籍していて、逆に彼女がいない人の比率が増えている気もします。

反対に家庭を持つ人が増えているのでそれはいいこと!
同様に女性の友人も3人に1人ぐらいの割合で彼氏持ちがいたと思いますが、こちらも結婚・出産の流れができています。
職場の同僚、大学時代の友人、地元でいつも集まるメンバーなど所属しているグループによりばらつきはあるだろうが、おおよそ当たっている結果ではないか。
一方で30代には厳しい現実が見えた
この記事を見てくれている30代の方にはあまり見たくない現実だったかもしれません。
調査対象の年代の中で唯一彼氏・彼女がいる人の割合が一桁台でした。男女ともに30代前半では8%と約10人に1人しか恋人がいないことになります。
30代後半の人は最も厳しい結果となり、男性で4.3%、女性で3.3%ともはや恋人がいる人は絶滅危惧種レベルになってきています。40代が目前に迫っているタイミングでもあり、それまでに恋人がいた人は既に結婚し子どもがいるのでしょう。この数字の中には結婚はしたいと思っているが恋人ができない人もいれば、反対に結婚の意思がなく1人で生きると前向きに決心している人もいるはず。年代的に既婚の人が増えるということは、一般的に恋人がいる人を指す「リア充」な人は必然的に減ってくる。



だって 結婚した人=昔恋人がいた人 だからね。
ということで、2015年実施の出生動向基本調査を基にした結果ではリア充率が高い年代は男女ともに20代であり、特に20代前半の女性の割合が高いことがわかった。
ペアーズ運営会社がまとめる「日本の恋愛・結婚に関する 全国意識調査(2019)」
次はマッチングアプリ大手の「ペアーズ」を運営している株式会社エウレカが実施した「日本の恋愛・結婚に関する 全国意識調査(2019)」を見ていきましょう。
こちらのアンケートでは20代~60代の男女を対象とし、「Webアンケート調査」と「インタビュー調査」の結果を基に回答をまとめています。
いまやマッチングアプリの代表ともいえる「ペアーズ」の運営会社が実施し、さらに大学教授が監修していることから信頼度はかなり高いといえます。
Webアンケート調査での「交際相手がいるかどうか」の調査結果は以下の通り。
こちらのアンケートでも交際相手がいるリア充率が最も高い年代は20代でした。また男女ともに30代~40代と年代が上がるにつれて交際相手がいる人の割合は小さくなっています。
男性の50代のみ40代の13.1%を上回る16%となっており、約6人に1人は彼女がいる割合です。
50代ともなると長年連れ添った奥さんと離婚し、新しいパートナーと歩むことを決意する人も多いのではないでしょうか。よってバツイチにはなったものの彼女を作る人が一定数は存在することで40代より高いリア充率となったと私は考えます。
女性の50代が最も交際相手がいる確率が低い結果となりました。ですが50代男性の16%と50代女性の14%は数値的には誤差に近いレベルとも言えます。
いずれにせよやはり恋愛に対して最も積極的なのは若さあふれる20代なのでしょう。
おまけ:女性特化の恋愛調査アンケート
最後におまけとして、回答者を女性に絞ったアンケートを発見しましたのでその結果もまとめます。
街コンや婚活イベントのための情報に特化したメディア「e-venz」(読み方はイベンツ)を運営しているノマドマーケティング株式会社が調査したアンケートでは、全国の16歳~49歳までの女性1000名を対象として「彼氏の有無」、「結婚願望」等について調査しています。
こちらのページでは2021年10月14日にアンケート結果が公開されています。



最近のアンケートですので、他の女性の恋愛感がどうなのか参考にできるはずです。
彼氏がいる人の年代別結果は以下の通りです。
ちなみに10代の回答者から高校生(16~18歳)のみを抽出した時、彼氏がいる人の比率は37.5%でした。女子高生のリア充率は3割を超えているようですね。
ということでこちらのアンケートでも「20代女性」のリア充率が最も高いことが証明されました。
まとめ:複数の調査結果から最もリア充率が高いのは「20代女性」と判明
本記事で参考にした人々の恋愛や結婚に対する調査・アンケートの一覧は次の通りです。
- 恋愛・結婚調査2021(リクルート)
- 出生動向調査2015(国立社会保障・人口問題研究所)
- 恋愛意識調査2019(株式会社エウレカ)
- 「彼氏の有無」等に関するネットアンケート(ノマドマーケティング株式会社)
紹介した全ての調査結果を基に性別・年代別にリア充率(恋人がいる割合)をまとめました。項目ごとの割合は全調査結果の平均値となっています。
結果から総合的に判断すると、最も恋人のいる割合が高く「リア充率が高い」年代・性別は「20代女性(32.5%)」という結果になりました。男性の結果を見ても20代の割合が最も高いことから、男女問わず20代の恋愛が最も活発になりリア充になりやすいと言えます。
複数の調査結果をまとめて分かったことは「一般的に年代が上がっていくとリア充率は下がっていく」傾向にあることです。調査によっては結果にばらつきもあり必ずしもその方程式が成り立つわけではありませんでした。しかし恋愛→結婚という人生のステップアップは多くの人が20代もしくは30代で済ませていくでしょう。そのため30以降の年代では既婚者が増加し未婚の人の数は若い年代に比べて低くなります。
つまり20代前後の若い年代では結婚前の恋愛的な活動が最も活発になりやすいと考えられるため、恋人のいる割合が最も高くなるのはある意味必然ともいえるかもしれませんね。
自分がリア充なのかチェックしたいときは「リア充診断」を活用しよう!

