リア充という言葉は2005年にインターネット掲示板「2ちゃんねる」で誕生したと言われています。
言葉が誕生してから16年が経過した現在では、リア充という言葉を耳にする機会が減ってきており、巷では「死語ではないか?」という議論も見かけることもしばしば。
そこで本記事では、
- リア充という言葉が死語になってしまったのか?
- リア充に代わる新しい呼び方があるのか?
について調査した結果について解説します。
結論:リア充は死語ではない

様々なメディアのネットニュースやSNSなど、個人ではなく企業や公式メディアが運営する媒体をチェックしたところ、2021年6月にリア充に関する記事を発見しました。
▼それがこちら
論破王ひろゆき「超リア充のインフルエンサーもSNS投稿しないときはカップ麺をすすってる」
上記の記事はビジネスや経済に関する情報を主に発信している「PRESIDENT Online」で2021年6月に投稿されました。
偶然にも「リア充」が生まれた2ちゃんねるを創設したひろゆき氏にインタビューした記事でした。
記事を見てみると「ツイッターやインスタグラムなどのSNSで、他人のキラキラしたリア充投稿をみると病んでしまう人」に向けた注意喚起が主な内容。
リア充アピールをする投稿に目を向けすぎるなというメッセージ性が強く感じれらることから、リア充という言葉はまだまだ現役であり死語ではないと本記事では結論づけました。
死語と呼ばれるようになった原因
大きな原因の1つはテレビで取り上げられなくなったことではないかと考えられます。
リア充の全盛期は2013年~2017年頃だと推定。その根拠はリア充演出や結婚式参加などの代理出席サービスを運営するファミリーロマンス社のテレビ出演実績が最も盛んだったからです。
実績ページをみると、テレビやラジオなど多くのメディアにて取材の実績がありました。
取材年 | 番組名 | メディア媒体 |
---|---|---|
2016年 | クローズアップ現代+ | NHK |
2017年 | あさイチ | NHK |
2016年 | バイキング | フジテレビ |
2015年 | アッコにおまかせ | TBS |
2014年 | モーニングバード | テレビ朝日 |
2014年 | VICE | アメリカ |
2014年 | World of Weirdness | イギリス |
2015年 | あなたとハッピー! | ラジオ |
2016年 | 共同通信 | 新聞 |
取材年を見ると2017年以降のメディア出演実績はなく、現在はこのような代行サービス自体が下火となっていると考えられます。
ただし、まだまだ需要はあるようで出演依頼の申し込みページは当然あります。
さらにツイッターで「リア充 死語」と検索するとこんな投稿がありました。
みなさん「死語なのか?」と疑問を持ちながらもリア充という単語は使ってますので、死語ではなくまだ現役ではないでしょうか?
ちなみに死語の意味は以下のようになっています。
一言語の中で、古く用いられていた単語で、今は全く使用されなくなってしまったもの。
類義語:廃語 対義語:活語
引用:goo辞書
今となっては全く使用されない単語と言われて思いつくものは
「ちょべりば」「あっしー」「ちゃんねー」
といったバブル期に流行った言葉ではないでしょうか?上記のような言葉こそ死語と言えるでしょう。

私はバブル期には生まれていないので、あくまでも想像ですが…
SNS上で上記の言葉はほとんど見かけることはありません。しかしリア充は「死語?」と疑問を持たれつつもまだ使用されています。
以上の理由から「リア充はまだ死語ではない」と結論づけます。


リア充に代わる新しい呼び方


リア充は死語でないにせよ、それに代わる新しい言葉はあるのでしょうか?
主にSNSで調査したところ、「陽キャ」「パリピ」「ウェイ系」といった言葉がリア充に相当する単語として候補にあがりました。
厳密な意味は異なるものの、「充実した生活をしており、幸せだと感じている人」という広い意味ではリア充に近い意味の言葉ではないでしょうか?
陽キャ:明るく陽気なキャラの人のこと。友達が多い。
パリピ:飲み会やクラブなど男女の交流に積極的なパーティピーポー。
ウェイ系:飲み会で「ウェーイ!」と周囲を盛り上げるのが好きな人
陽キャは明るいイメージがあり、良い人間関係も構築できそう。一方でパリピやウェイ系は少し柄が悪く「金髪にピアス」といった怖そうなイメージがあります。なんとなくですが。
まとめ
「リア充」は言葉として使用される頻度は減っているものの、ネット記事やSNSなどでまだ見かけることから死語ではないと結論づけました。
またツイッターでは「リア充(死語)」というふうに「あえて死語っぽい単語を使っている」ことを強調するツイートもしばしば確認できました。
ネタとしてでもなくリア充の単語も見かけなくなったときが、本来の意味で死語になるときではないでしょうか。



みなさんのお悩み解決に繋がっていれば嬉しいです。

